米国・SCI製 アンバランスド マグネットバー 「UBM-TRM」

米国・SCI製 アンバランスド マグネットバー

品名:UBM-TRM-Type A 及び UBM-TRM-Type B

◯ 概要:
3列構造のスタンダードTRMバーの磁場形成を意図的にアンバランス(UBM : Unbalanced Magnetron)にしたモデルです。TRMバーのスパッタアングル±12度を維持しながら、より基板側にプラズマが広がるマグネットバーとなります。
磁場トラップされずに、より多くの電子が基板に向かう為、基板温度が上がり、成膜中のアニーリング効果を期待できます。磁場強度が、スタンダードTRMと同等なType Aと、より磁場強度をより強くしたType Bがございます。ITO成膜等において、抵抗値の低減を期待できます。

◯ UBM-TRM-Type A:
3列構造
ネオジウム磁石N52採用
416ステンレススチールシャント(磁場遮蔽板)使用
センター、両サイド共に大きな磁石を採用
スパッタアングル±12度
ナルポイント95.2㎜ (註)
最大水平磁場512G(直径152㎜時)
註:磁石表面起算、磁場トラップ効果がなくなる距離

◯ UBM-TRM-Type B:
3列構造
ネオジウム磁石N42採用
センター、両サイド共に大きな磁石を採用
スパッタアングル±12度
ナルポイント132㎜
最大水平磁場700G(直径152㎜時)

参考:
◯ TRM(スタンダード)
3列構造
ネオジウム磁石N42採用
センター1/2インチマグネット、両サイド3/8インチマグネット
スパッタアングル±12度
ナルポイント301㎜
最大水平磁場540G(直径152㎜時)

◯ より詳細な資料を以下よりダウンロード頂けます。
Unbalanced TRM Comsol Modeling

Unbalanced TRM