Delcom RSシリーズ(RS300 / RS450)は、厚い材料・曲面材料の測定に最適化された 片側(シングルサイド)型の非接触シート抵抗測定システムです。
300mm または 450mm の大型ステージにセンサーを埋め込んだ構造により、 ガラス・樹脂・金属基板・建材など、従来の両面センサーでは測定が難しいサンプルにも対応します。
RSシリーズとは|厚物・曲面材料に最適なシングルサイドセンサー
RSシリーズは、センサーをステージ側にのみ配置した片側測定(Single-Sided)構造を採用しています。
これにより、以下のようなサンプルを非接触で測定できます。
- 厚いガラス基板
- 曲面ガラス(自動車・建材)
- 樹脂・プラスチック基板
- 金属化フィルム・反射材
- 大型パネル・建築用スマートガラス
RS300 は 300mm × 300mm ステージ、RS450 は 450mm × 450mm ステージを搭載し、 大型サンプルの評価に最適です。
測定可能なパラメータ
RSシリーズは、渦電流方式により以下の物性を非接触で測定できます。
- シート抵抗(Ω/□)
- シートコンダクタンス(S/□)
- 抵抗率(Ω・cm)
- 膜厚(µm)
- 放射率(Emissivity)
測定レンジは 0.005〜100,000 Ω/□ の広範囲に対応し、 センサーは任意の2レンジを搭載、追加購入で全レンジをカバーできます。
RSシリーズを使うべき用途
① 厚い材料・曲面材料のシート抵抗測定
- 自動車ガラス(アンチグレア・加熱・反射膜)
- 建築用スマートガラス(Low-E、調光ガラス)
- 航空機用曲面ガラス
② 絶縁層越しに導電層を測りたい場合
渦電流方式は絶縁層を透過して導電層を測定できるため、コーティングガラスに最適。
③ 大型サンプルの品質管理・抜き取り検査
- 建材ガラスのロット検査
- 大型パネルの導電膜評価
- 反射材・金属化フィルムのQC
④ 研究開発(R&D)での材料評価
- ITO / TCO / 金属薄膜
- 太陽電池セル・透明導電膜
- 新規コーティング材料の評価
測定原理|非接触エディカレント(渦電流)方式
RSシリーズは、交流磁場を導電膜に照射し、誘起される渦電流の応答から シート抵抗・コンダクタンスを算出します。
- 非破壊・非接触
- 絶縁層越しに測定可能
- 移動体の測定にも対応(高速応答)
- 光学式では測れない金属膜に強い
高速応答・高精度
- サンプリング:30 msごとに測定
- 平均化:240 msごとに8点平均を表示
- NISTトレーサブル校正:99.9%精度
- 温度ドリフト:0.04%/℃/h 以下に補償
研究用途から品質管理まで、安定した測定が可能です。
操作性|1ボタン操作〜MODBUSまで対応
RSシリーズは用途に応じて複数の操作方法を選べます。
- 本体の1ボタン操作
- Delcom PCソフトウェア
- Pythonライブラリ(カスタムUI構築)
- MODBUS/TCP(PLC連携)
RS300 と RS450 の違い
| モデル | ステージサイズ | 特徴 |
|---|---|---|
| RS300 | 300 × 300 mm | 中型サンプル向け、研究用途に最適 |
| RS450 | 450 × 450 mm | 大型ガラス・建材向け、曲面にも対応 |
SCJの技術サポート
- RSシリーズの用途選定・レンジ選定
- デモ機レンタルサービス
- 校正・高さ条件の最適化
- Delcom本社との技術調整
お問い合わせ
RS300 / RS450 の導入検討、デモ機レンタル、 用途相談などお気軽にお問い合わせください。

